もしかして、花粉で肌荒れしてる?
『花粉症皮膚炎』についてのまとめ
最近は花粉症での肌荒れを花粉症皮膚炎と呼ぶようになってきたそうです。
花粉症で、皮膚炎?
数年前までは、花粉症の症状といえば、くしゃみ・鼻水が主だったので花粉で肌荒れをするとはあまり考えられていませんでした。2〜3年前に皮膚科を受診した時、『花粉で肌荒れすることあるかもね』程度でしか言われたことがありません。
年々、花粉症の時期に顔や首、腕などにかゆみや湿疹を訴える人が多くなり、花粉症による肌荒れの認知度があがり『花粉症皮膚炎』と呼ばれるようになったそうです。
毎年冬〜春に、赤い湿疹を伴う皮膚炎に悩むことから、もしかして花粉が原因の花粉症皮膚炎なのかな?と思うようになってきました。
花粉症皮膚炎の症状
主な花粉症皮膚炎の症状は、顔にポツポツとできてしまう湿疹や赤みなどです。一般な花粉症皮膚炎の症状は、まぶたや首・腕など皮膚の弱い部分に花粉による肌荒れの症状が出やすいようです。
花粉の時期は、肌荒れが本当に辛いです。花粉が肌荒れの原因なのか?というのは、実は皮膚科を受診しても特定できなかったのですが、一つの可能性として花粉があるな、というのは頭に入れておく必要がありそうです。
花粉による肌荒れからお肌を守るためには、花粉症皮膚炎がなぜ起こってしまうのか、ここで今一度確認してみたいと思います。
花粉がなぜ、肌荒れを引き起こしてしまうのでしょうか?(参考:100%医師から届ける情報サイト)
▼花粉症皮膚炎は、典型的な花粉症の症状がない人にも起こる!
花粉症皮膚炎は、花粉が原因ですから、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどのいわゆる花粉症の症状を訴える人に多くみられます。しかし、くしゃみ・鼻水などの花粉症の自覚症状がない人にも花粉症による肌荒れが起こることがあるのです。
くしゃみ・鼻水などの花粉症の自覚症状がなければ、花粉が肌荒れを引き起こしているなんて、なかなか考えつかないかもしれません。また、アトピー性皮膚炎をもっている場合には、花粉症皮膚炎は発症率が高く30〜40%くらいの人が花粉症による肌荒れに悩むといいます。
花粉がなぜ、肌荒れを引き越してしまうのでしょうか。肌の仕組みとともにみていきましょう。
肌バリアの弱いところから、花粉が侵入
乾燥肌や敏感肌・アトピー性皮膚炎など肌バリアが弱い肌に花粉が皮膚の表面から繰り返し侵入するうちに、本来なら無害である花粉が体内でアレルゲンと認識されてしまい、花粉による肌荒れを引き起こしてしまっていると考えられています。
花粉が皮膚から入るって、想像しにくいです。
通常、元気で強い肌なら、異物は肌表面の角質で跳ね返され角質に比べ大きい花粉の粒は皮膚から入ることはありません。
正常な肌と、肌荒れを起こしている肌を図で比べてみましょう。
正常な肌は、バリア機能が働く
正常な肌の場合肌表面の角質が膜を作り、
花粉などの異物は皮膚内部には侵入しません。
では、肌荒れを起こしている肌はどうでしょうか?
角質層を拡大してみてみましょう。
肌荒れをしている皮膚には、アレルゲンが侵入
肌荒れを起こしている皮膚は、角質細胞がめくれあがっています。
皮膚内部まで、花粉が侵入してきてしまっているのが分かります。
このように、正常な皮膚では問題を起こさない花粉も、一旦皮膚バリアが低下した肌には、アレルギー反応を引き起こしてしまうのです。
肌バリアが低下していると、花粉が侵入する
乾燥肌・敏感肌・アトピー性皮膚炎をはじめ、湿疹・にきびなどの肌荒れにより、肌表面が傷つき角質層が正常に機能していない場合、壊れた角質層から花粉が体内に入ってきてしまう可能性が高いです。花粉症皮膚炎の原因の多くは、このような肌バリアの低下による花粉の侵入だと考えられています。
ただ、花粉が原因で肌荒れを起こしているかどうかは、特定が難しいです。実際に皮膚科を受診しても、"花粉という可能性もある" で、終わりなのです。
肌荒れの原因は、花粉かもしれないし、花粉ではないかもしれない。目に見えない外部刺激から肌を守るためには、中に侵入させないように肌バリアを回復することが第一だといわれています。
花粉症皮膚炎の対策とは?詳しい記事はこちら↓
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